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2009.11.04

インフルエンザ情報の混乱

今多くの情報が流され、それらは矛盾したり、非現実的であったり、時に脅迫的であったりします。その原因は誤解と認識不足もあると思います。少しまとめてみました。
(A):(1)流行を阻止するための情報(夏頃)と、(2)流行期に入った時(今)の対処法の情報が、区別せず混在して伝えられていることです。夏頃は感染者が出ればその家族も出勤停止にしてその拡大阻止を計りました。流行期はウイルスは蔓延しているので、感染阻止よりも重症例がでないことに力点がおかれます。したがって診断より治療が優先されます。
(B):ワクチンの二つの目的が曖昧に伝えられていること。ワクチンは個人を守るためと集団を守るため二つの目的があります。後者は「ある集団の多数がそのウイルスの抗体を有していればそのウイルスは流行しない」という原則から、社会全体の抗体保有率をあげ、感染しやすい集団(=周りに広めやすい集団=子ども)に接種し、インフルエンザに弱い集団(=高齢者、基礎疾患のある集団)を守ろうという意味があります。この考え方では予防接種は社会的義務?の意味合いがあります。
(C):我が国のインフルエンザ対策はWHOの指針を基準に行われていますが、WHOは国際機関ですから、世界の医療水準の低い国にも高い国にも対応しています。その指針は自ずと貧しい国でも対応できる範囲内の勧告がなされます。従ってその勧告は我が国のような医療先進国にそぐわない場合もあります。当然タミフルの無い国の対応と比較的整備されている国の対応は異なります。
(D):どのような病気でも重症例が存在します。大事な点は、感染者何人中(母数),何人の重症例があったかという事です。報道等ではこの母数が報じられないため、不気味といいますか不安がかき立てられます。以前「超過死亡」という考え方を紹介しましたが、季節性インフルエンザでは毎年1-3万人の死亡が推定されています。
 以上参考にしてください。


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