お知らせ
2011.01.14
ワクチン同時接種について
同時接種とは、複数のワクチンを同一日に、それぞれ単一に、別々の部位に接種する事で、欧米では通常の接種方法です。複数のワクチンを混ぜて１回で接種するものではありません。従ってある日、三種混合、肺炎球菌、ヒブワクチンを接種する場合，3回注射する必要があります。例えば右手に三種混合と少しずらして肺炎球菌ワクチン、左手にヒブワクチンというふうに接種します。日本ではこれまで副反応の見極めを重視してきたため、単一ワクチン単回接種が原則でした。しかし多様なワクチンを接種するには従来の方式ですと保護者や子どもの負担（時間的にも）が大きいため、諸外国の方式での接種（＝同時接種）が広く行われるようになりました。写真はその典型例です。当院でも行っていますが、赤ちゃんの注射痕を3箇所圧迫し、だっこし、手荷物を持つ事は結構しんどいです。当院のスタッフがお手伝いしますが、接種当日は（1）手荷物は最低限、（２）貴重品は持参しない等の配慮をお願いします。
