2022.03.20
お子さんにコロナワクチンを接種するかどうか悩んでおられる方も多いと思います。
これは、ワクチンの五つの点が問題になっているからです。
①重症化の予防効果は高いが、そもそも子どもの重症化率は低い
②感染予防効果は既存の予防接種(例:MR、4種混合、ヒブ など)より明らかに低い
③痛みや発熱などの軽い副反応は既存の予防接種より明らかに多い
④過去にないワクチン構造のため、長期の安全性が不明
⑤短期の安全性については日本人のデータがまだない
接種する意義は・・・
・基礎疾患(*)のあるお子さんはコロナウイルスに感染すると重症化しやすいため、積極的に接種しましょう
・基礎疾患のあるお子さんのご兄弟 → 感染率を少しでも下げてご家族を守ることを考えましょう
・重症化しやすい高齢者・基礎疾患のある大人の方と同居しているお子さん → 感染率を少しでも下げて
ご家族を守ることを考えましょう
・コロナウイルスに感染すると家族が濃厚接触者となることも考慮しましょう
・お子さんにもコロナ後遺症があることも考慮しましょう
接種することは義務ではありません。ワクチンのメリットとデメリットについて、お子さんと保護者の方が
十分理解した上で、接種に同意した方が受けることになります。
わからないことがあれば、ご相談いただければと思います。
(※)日本小児科学会では、新型コロナウイルス感染症の重症化リスクが高い疾患の一覧を公表しています。
「新型コロナウイルス関連情報」 http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=409