2019.01.05
外来から世の中をみるという偏った視点ですが、最近便秘のお子さんが増えている印象を受けます。理由はわかりません。中には結構深刻な例もあります。乳幼児では、肛門出血はもとより、排便を怖がってパニックになったり、年長児では、肛門出血、腹痛はもとより、慣れと無気力、イライラ、自信のなさ等の2次的症状等大きな健康負荷になっています。カマグ等従来の便秘薬で治療しますが、なかなか大変です。このような中で、昨年末、欧米で10年以上使用経験のあるお薬が日本でも使えるようになりました。ポリエチレングリコールという薬剤で、内科領域では以前から大腸内視鏡の検査の時に前処置で使われています。この薬剤が子どもの便秘にも使用可能になりました。便秘傾向のお子さんは、早期治療が大原則です。気になる方はご相談ください。