2022.10.10
コロナ禍の2年間、南半球のオーストラリアでも日本と同様にインフルエンザの流行はありませんでしたが、今年はコロナ禍前のような患者数が報告されました。この状況は北半球の日本における流行を予測するうえで参考にすべきことで、いよいよ今年の冬は大流行する可能性が懸念されています。
日本でも、最近の3シーズンでインフルエンザに対する免疫を持たない人が増え続けており、次にインフルエンザが流行したとき、免疫を持っていない人が多ければ多いほど大流行になり重症者や死亡者が増える恐れがあります。入国制限や行動制限の緩和も流行の可能性を高めています。子どもを感染のリスクから守るため、私たちが今出来ることは「感染予防の徹底」と「インフルエンザワクチンの接種」です。
米国小児科学会は、10月末までのインフルエンザワクチン接種を推奨しています。なるべく早めに接種していただくようお願いいたします。
(参考:インフルエンザワクチンは、新型コロナウイルスワクチンとの同時接種が可能です)