2023.06.11
「暑熱順化」(しょねつじゅんか)とは、体を暑さに順応させることをいい、暑熱順化した体は熱中症にかかりにくいと言われています。 梅雨の晴れ間は、気温が上がりとても暑い日があります。暑さにまだ体が慣れていないため、この時期でも熱中症は起こります。① 体が汗ばむ程度に無理のない範囲での運動 ② 浴槽につかっての入浴、を1~2週間続けることで暑熱順化が完了します。暑さが本番を迎える前に順化するための対策を行いましょう。
暑熱順化していない(暑さになれていない)体
•少ないべたべたの汗をかく
•体温が上がりやすい(熱を発散しにくい)
•水分補給で回復しにくい
→熱中症にかかりやすい
暑熱順化している(暑さになれている)体
•さらさらの汗でしっかり汗をかける
•体温が上がりにくい(熱が発散しやすい)
•水分補給で回復しやすい
→熱中症にかかりにくい
せっかく一度暑熱順化ができても、数日暑さから遠ざかると効果はなくなってしまいます。
毎日少し汗をかくことを心掛け、クーラーの過度の利用(低すぎる設定温度や長時間の使用)やシャワーだけの入浴には注意しましょう。