2023.10.18
食中毒の発生数が多い季節はいつでしょうか?
食べ物が傷みやすい夏場やノロウイルスが流行する冬場のイメージがあるかもしれませんが、
実は秋の発生数が最多となっています。その理由は
① 涼しくなる秋でも菌の繁殖や活動はなくならないのに、夏場よりも衛生管理がおろそかになりがち
② 夏に落ちてしまった免疫力・体力が戻っていない状態
③ 運動会や行楽・お祭りといったイベントで、お弁当などを外で食べる機会が多い
家庭でできる食中毒予防の3大原則は!
【菌を付けない】
・調理前や食事前はしっかり手洗いする。
・まな板、包丁などの調理器具はその都度きれいに洗う。
特に生肉・魚を扱った後は他の食材に菌が移らないよう気を付ける。
・残った食材を保管する時は、個別にラップで包むか密封容器に入れて冷蔵庫へ。
・食器や弁当箱もしっかり洗浄と水切りをしてから使う。
【菌をふやさない】
・食材は消費期限をしっかりチェックする。
・食材を買った際は早く帰宅して早く冷蔵庫で保存する。
肉・魚の場合はそれぞれ分けてビニール袋に包み、暑い時期は保冷剤や保冷バッグなどを使用する。
・冷蔵・冷凍庫の温度は適切か確認して、つめこみすぎないよう気を付ける。
・シチュー、カレー、スープなどは作ったらすぐに食べる。置いておく場合は冷蔵や冷凍する。
【菌をやっつける】
・しっかりと火を通す。
・生野菜を使う時は丁寧にしっかりと洗う。
・シチュー、カレー、スープなどに発生する菌は空気を嫌うため、なべ底までよくかき混ぜる。
・使用した調理器具、まな板、スポンジ、布巾やタオルはしっかりと洗浄・除菌しておく。
3大原則を守って、安全に「食欲の秋」を楽しみましょう。