2024.08.20
蚊の活動時期というと夏の間の6月から8月あたりをイメージしますが、実は4月から11月中旬の半年以上の間を活動時期としています。また、今年のようにあまりに暑すぎると、蚊の生息場所によっては秋のほうが増えるということもありますので、蚊の対策はまだまだ必要です。
蚊が集まってくる原因は?
① 服の色 黒や紫など色の濃いものに集まる習性があります。
② 体温 体温が高いと寄ってきやすい性質があります(子どもは新陳代謝が活発で体温が高く、さらに半袖半ズボンなど露出が多い服装のため、大人より刺されやすい傾向にあります)。
③ 二酸化炭素 二酸化炭素を感知する能力がとても高いため、例えば、運動をした後や飲酒のあとは要注意です。息を止めても、皮膚からでる二酸化炭素と体温で寄ってきます。
④ 汗 水分を感じて人に近づくので、汗をかいていると刺されやすいです。
⑤ におい 人間は肌の保湿をする常在菌を持っていて、その菌のにおいを蚊は好みます(除菌シートなどで肌を拭いてにおいを抑えると効果的です)。
蚊に刺されると強い痒みを感じますが、刺された部分は掻かないようにしましょう。掻いたことがまた刺激となって炎症が広がり、さらに痒くなるという悪循環になります。また、掻き過ぎると皮膚に傷がつき、そこに細菌が侵入して化膿したり色素沈着を起こしたりする場合もあります。痒みを感じたら、出来るだけ早く患部を冷やして痒みをしずめましょう。それでも痒みが強い時や赤み・腫れがある時は炎症が起きているサインです。その際はステロイド外用剤を塗って治療します。