2015.07.24
「おねしょ」と「夜尿症」の違いは何でしょう?
6歳以下の夜尿は「おねしょ」で問題ありませんが、低学年で夜尿が毎日ある場合や、高学年で月に何度もある場合は、病気を意味する「症」という言葉をつけて「夜尿症」と呼んでいます。
毎朝濡れたパジャマやシーツを洗濯しながら、「いつになったらおねしょは治るの?」「このまま治らなかったらどうしよう?」と一人で悩みながらも、「年齢が上がれば治るはず!」との願望から、なにもせずに放置されてはいませんか? 実際に、高学年になって宿泊合宿が迫り、あわてて受診されるケースがほとんどです。
夜尿のあるお子さんは、そんな保護者の顔色を敏感にうかがい、自尊心が傷ついているケースが多いことも分かっています。適切な時期に適切な対策(積極的な生活指導や投薬)を行って夜尿症を治療することで、夜尿がコンプレックスになっていた場合、自信を取り戻し明るく前向きになります。
すこやか小児科では、夜尿症外来を5月から始めました。
毎週火曜日の14時から、予約制で行っています(電話での予約も出来ます)。
生活面、心理面、身体面、あらゆる角度から原因を探り、治療に取り組みます。
最初の受診は親御さんのみでも構いません。
まずはご相談されてみてはいかがですか?
夜尿症を治すには、お子さんの「治そう」という治療意欲(モチベーション)とともに、ご家族の協力も大切です。一緒に頑張りましょう!