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2012.10.26

予防接種の副反応について

      ウェーバー効果(Weber effect)とまぎれ込み現象
(1) ウェーバー効果 アメリカの医学雑誌(JAMA200;292:1702-1710)にも記載されていますが、ある予防接種を開始した時、始めに副反応の報告数が増え,接種を継続してもその後は報告数は減少していくという現象の説明に用いられています。その理解は、新しい薬剤に対して、人は--greater reporting enthusiasm(原文:意味=熱中、熱心、熱狂)---、熱狂的に副反応を見つけようという姿勢が無意識に出てしまうため、副反応の報告が増えるが、その後は落ち着いてくるというものです。肺炎球菌ワクチン,ヒブワクチンの開始の時期も同じ現象が認められました。日本よりワクチン制度が充実したアメリカでも同様の現象があったそうです。
(2) まぎれ込み現象 子どもにとって重要なワクチンは生後2か月から1歳にかけて行われます。数えると、肺炎球菌、ヒブワクチン、ロタワクチン、B型肝炎ワクチン、三種混合、ポリオ(または四種混合)、BCG、MRワクチン、水筒、おたふく、インフルエンザです。複数回接種する必要があるものもあります。一方、日本の乳児死亡率(出生1000人の中で1歳になるまでの死亡数)は2012年で2人です。ちなみにアフガニスタン103人、中国16人、アメリカ7人、イギリス5人です。つまり一歳台にこれだけワクチンの回数が多いと、ワクチンの接種時期と種々の原因で不幸にも亡くなられる症例がどうしても重なってしまうパターンが出てきます。現行のワクチン制度の副作用報告はワクチン接種と近接する事象は「因果関係は否定できない」と判定されます。このような現象を「まぎれこみ」と言います。接種回数が多くなればなるほどそのリスクは上がります。同時接種を勧めるのも「まぎれこみ例」を少なくする工夫とも言えます。


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